婚活のゴールって、なんだと思いますか?
多くの人が、「結婚式の日」や「入籍日」を思い浮かべるかもしれません。しかし、それは長い物語のエンディングではなく、プロローグにすぎません。本当の物語は、その翌日から始まる、何十年という**「日常」**です。
キラキラした恋愛感情(ドキドキ)は、残念ながら永遠には続きません。その魔法が解けた時、二人の関係を支えるのは、もっと深く、もっと強い**「パートナーシップ」**という絆です。
今回は、婚活のゴールを「結婚」から、その先にある**「最高のチームを創ること」**へと再設定し、そのために不可欠な、コーチング流の対話術についてお話しします。
あなたは「ルームメイト」?それとも「最高のチームメイト」?
結婚後のカップルの関係は、大きく2種類に分けられます。
- ただの「ルームメイト」
生活は共にしますが、心の対話はほとんどありません。何か問題が起きれば、「なんでやってくれないの?」「あなたのせいでしょ?」とお互いを責め合い、自分の正しさを主張します。関係性は冷え切り、ただ同じ空間にいるだけの同居人になってしまいます。 - 最高の「チームメイト」
「私たち」という共通の目標(幸せな家庭など)を持っています。問題が起きれば、敵味方に分かれるのではなく、**「この問題を、私たち二人でどう乗り越えようか?」**と同じサイドに立ち、協力して解決策を探します。お互いを人生という冒険を共にする、最も信頼できるパートナーだと認識しています。
あなたが本当に手に入れたいのは、どちらの関係性でしょうか。
“最高のチーム”を創る、コーチング流「作戦会議」3つのルール
最高のチームは、生まれつき相性が良いからできるわけではありません。それは、日々のコミュニケーションの中で、意識的に創り上げていくものです。 恋愛コーチングでは、そのための具体的な「対話のルール」をトレーニングします。
- ルール1:主語を「あなた(You)」から「私(I)」に変える
これは、チーム内の非難をなくすための、最も基本的なルールです。- NG: 「なんでいつも脱ぎっぱなしなの!?」
- OK: 「脱いだ服がそのままになっていると、私は悲しい気持ちになるんだ。もしよかったら、カゴに入れてくれると嬉しいな」 「Youメッセージ」が相手への攻撃になるのに対し、**「Iメッセージ」**は、自分の気持ちを伝える誠実なリクエストになります。
- ルール2:「勝ち負け」ではなく「私たちにとっての着地点」を探す
意見が対立した時、どちらの意見が正しいかを決める「ディベート」を始めてはいけません。それはチームを分裂させます。 「あなたの意見もわかるよ」「私の意見はこうなんだ」。まずはお互いの考えを尊重し、その上で**「二人にとって、一番ハッピーな третьの案はないかな?」**と一緒に探す。この姿勢が、チームの絆を深めます。 - ルール3:意識的に「感謝」と「尊敬」を言葉にする
最高のチームは、お互いへのポジティブなフィードバックを欠かしません。「言わなくてもわかるでしょ?」は、関係を衰退させる最も危険な言葉です。 「いつもお仕事お疲れ様。本当に尊敬してるよ」 「今日の夕飯、すごく美味しかった!ありがとう」 当たり前になってしまう日常だからこそ、意識的に感謝と尊敬を言葉にして伝えること。それが、チームの士気を高め、お互いをかけがえのない存在にしていくのです。
結論:恋愛コーチングは、最高の「チームビルディング研修」
あなたが婚活で本当に探すべきなのは、ドキドキさせてくれる恋愛相手だけではなく、人生という長い旅路を共に歩む**「最高のチームメイト」**です。
そして、そのチームを創るための対話術は、生まれつきの才能ではなく、トレーニングで誰でも身につけることができる**「スキル」**です。
恋愛コーチングや婚活コーチングは、結婚前にパートナーシップのOSをインストールしておくための、最高の**「チームビルディング研修」**と言えるでしょう。
「ゆるりの恋愛コーチング」では、あなたが最高のチームメイトと出会い、そして、あなた自身が最高のチームメイトになるための、実践的なトレーニングを行います。
一生もののパートナーシップを、あなたも手に入れてみませんか?