「理想の人に、なかなか出会えない」 「お見合いをしても、交際に繋がらない」 「もう、婚活に疲れてしまった…」
婚活の道のりで、多くの方がこのような壁にぶつかり、自信を失いかけているかもしれません。先の見えない活動に、「自分だけがうまくいかないのでは?」と孤独を感じることもあるでしょう 。
しかし、もし「成婚する人」と「そうでない人」の間に、明確で、誰でも真似できるたった1つの共通点があるとしたら、知りたくありませんか?
それは、個人の魅力やスペックといった先天的なものではなく、意識すれば誰でも変えられる「ある行動」です。
この記事では、国内最大級の結婚相談所ネットワークであるIBJ(日本結婚相談所連盟)が、1万人以上の成婚者データを分析して公開した『成婚白書』に基づき、成功者たちが無意識に行っている「たった1つの共通点」を解き明かします 。
結論:成婚する人の共通点は「圧倒的な行動量」
婚活成功の秘訣、それは驚くほどシンプルです。 ずばり、「圧倒的な行動量」。これに尽きます。
「なんだ、そんなことか」と思われたかもしれません。しかし、この「行動量」の差が、成婚者とそうでない人の間にどれほど大きな隔たりを生んでいるか、具体的なデータを見ていきましょう。
IBJの『成婚白書』によると、成婚者は退会者(成婚せずに活動を終えた人)に比べて、男性は約3.7倍から4倍、女性は約2.5倍ものお見合いを経験していることが分かっています 。
活動比較 | 成婚者 | 退会者 | 倍率 |
男性 平均お見合い回数 | 約19.6回 | 約9.6回 | 約2.0倍 |
女性 平均お見合い回数 | 約14.1回 | 約7.6回 | 約1.8倍 |
出典: IBJ成婚白書2023、及び関連する調査データに基づき作成 。数値は調査により若干の変動あり。
さらに驚くべきは、この差が「人気があるから申し込まれる」という受け身の結果だけではないという点です。成婚者は、自らお見合いを申し込む「申込数」が圧倒的に多いのです 。
申込数(中央値) | 成婚者 | 退会者 |
男性 | 46件 | 20件 |
女性 | 25件 | 11件 |
出典: IBJ成婚白書2023のデータに基づき作成
このデータが示すのは、運命の出会いは「待つ」ものではなく、自らの「行動」で掴み取りに行くものだという、婚活の本質です。
なぜ「行動量」が成婚に直結するのか?
行動量が多ければ出会いの数が増えるのは当然ですが、その重要性は単なる確率論に留まりません。
1. 「減点方式」から「加点方式」へのマインドシフト
婚活がうまくいかない人に共通するのが、相手の欠点ばかりを探してしまう「減点方式」の思考です 。待ち合わせの服装が好みでなかった(-10点)、会話が少し弾まなかった(-20点)…これでは、どんな相手も合格点には達しません 。
しかし、多くの人と会う経験を積むと、「完璧な人間などいない」という当たり前の事実に気づきます 。すると、自然と相手の欠点ではなく「笑顔が素敵」「話を聞く姿勢が丁寧」といった良い部分に目を向ける**「加点方式」**へと思考がシフトしていくのです 。このマインドの変化こそが、相手の魅力を引き出し、良好な関係を築く土台となります。
2. 経験値が上がり、コミュニケーション能力が向上する
お見合いやデートは、いわば実践練習の場です。回数を重ねるごとに、初対面の相手との会話にも慣れ、緊張せずに自分らしさを出せるようになります 。
「どんな話題が盛り上がるか」「相手の話をどう引き出すか」といったコミュニケーションの勘所が養われ、一つ一つの出会いの質そのものが向上していくのです 。失敗は成功のもと。行動の中からしか、学びは得られません 。
3. 「自分に合う人」の解像度が上がる
最初はぼんやりとしていた「理想の相手」像も、多くの人と会うことで輪郭がはっきりしてきます 。「年収や学歴よりも、価値観が合うことの方が大切だ」「刺激的な人より、一緒にいて安心できる人がいい」など、自分が本当に何を求めているのかが明確になるのです 。この自己理解の深化が、ミスマッチを防ぎ、本質的なパートナーシップへと繋がります。
今すぐできる、成婚に向けた「行動」とは?
では、具体的に何をすれば良いのでしょうか。成婚者のデータから導き出される、今日からできるアクションプランをご紹介します。
Step 1:具体的な「お見合い目標回数」を設定する
まず、ゴールを明確にしましょう。成婚者の平均お見合い回数は、男性が約20回、女性が約15回です 。これを一つのベンチマークとし、「まずは15人とお会いしてみる」といった具体的な目標を立てることが、行動の第一歩です。
Step 2:「申し込み」の目標数を決めて実行する
お見合いの機会は、待っているだけでは増えません。IBJのデータでは、成婚者は月に3回のお見合いをコンスタントに行っているという結果も出ています 。これを実現するためには、相当数の申し込みが必要です。
「今月は20人に申し込んでみる」など、具体的な数値目標を立て、それを淡々と実行する習慣をつけましょう 。
Step 3:行動の「質」を高める準備を怠らない
やみくもに行動しても、成果には繋がりません。行動量を増やす大前提として、「会ってみたい」と思われるプロフィールが不可欠です 。
- 写真: プロに撮影してもらった、清潔感のある服装と自然な笑顔の写真は必須です 。
- 自己PR文: あなたの人柄や結婚観が伝わる、具体的でポジティブな文章を心がけましょう 。
行動量を増やす前に、まずこの土台をしっかりと固めることが、成功への最短ルートです。
まとめ:運命は、行動した先にしかない
IBJの『成婚白書』が示す、揺るぎない事実。それは、婚活の成否は「行動量」に大きく左右されるということです。
特別な才能や魅力は必要ありません。大切なのは、失敗を恐れず、一歩を踏み出す勇気と、それを継続する力です 。一つ一つの出会いが、あなたを成長させ、理想のパートナーへと近づけてくれます。
この記事を読んだ今日が、あなたの婚活の転換点です。 まずは「今月、新たに10人に申し込んでみる」ことから始めてみませんか?
その小さな一歩の積み重ねが、やがて大きな幸せとなって、あなたの元に訪れるはずです。