成婚率が4倍に?データで判明した「やるべきこと」「やめるべきこと」

「婚活、頑張っているのにうまくいかない…」
「いい人には出会うけど、その先に進まない」
「もう何から手をつければいいのか分からない」

婚活という長いトンネルの中で、出口が見えずに途方に暮れてしまう。そんな経験は、決してあなただけのものではありません 。しかし、もし成婚というゴールにたどり着いた人たちと、途中で活動を終えてしまう人たちの間に、**データで裏付けられた「明確な違い」**があるとしたらどうでしょうか。  

それは、生まれ持った容姿やスペックといった変えられないものではなく、今日から意識できる「行動」と「思考」の差です。

この記事では、国内最大級の結婚相談所ネットワークIBJが公開する『成婚白書』などの客観的なデータに基づき、あなたの婚活を成功へと導く「やるべきこと」と、知らず知らずのうちに出会いを遠ざけている「やめるべきこと」を、徹底的に解説します 。  

データが示す、成婚者が実践する4つの「やるべきこと」

1. 【やるべきこと】圧倒的な「行動量」で出会いの母数を増やす

婚活成功の最も重要な鍵、それは**「行動量」**です。データは、この事実を明確に示しています。IBJの調査によると、成婚者は活動を途中でやめてしまう退会者に比べて、男性は約4倍、女性は約2.5倍ものお見合いを経験しているのです 。  

この差は、単に人気があって申し込みが多いからという受け身の結果ではありません。成婚者自身が、より多くの相手に自らお見合いを申し込んでいるという事実が、この行動量の差を生んでいます 。  

アクションプラン:

  • 具体的な目標を設定する: 成婚者の平均お見合い回数は、男性で約20〜23回、女性で約14〜16回というデータがあります 。まずは「15人の方と会ってみる」という目標を立てましょう。  
  • 申し込みを習慣化する: 「今月は20人に申し込む」と決め、それを淡々と実行する。出会いは待つものではなく、自ら創り出すものだと意識を変えることが重要です 。  

2. 【やるべきこと】プロフィールを「会いたい」と思わせる広告塔にする

あなたのプロフィールは、何十万人ものライバルの中に埋もれた、たった一つの「広告」です。ここで興味を引けなければ、お見合いのスタートラインにすら立てません 。  

  • 写真はプロに頼るのが大前提: 自撮りやスナップ写真は「真剣度が低い」と見なされます 。スタジオでプロに撮影してもらった、清潔感のある服装と自然な笑顔の写真は、最も効果的な投資です 。  
  • 自己PRは「物語」で語る: 単なる事実の羅列ではなく、「この人と会ったら楽しそう」と思わせる具体的なエピソードを盛り込みましょう 。仕事のやりがい、休日の具体的な過ごし方、そして「二人でどんな家庭を築きたいか」という未来のビジョンを、ポジティブな言葉で綴ることが重要です 。  

3. 【やるべきこと】「加点方式」で相手の良いところを探す

婚活がうまくいかない人に共通するのが、相手の欠点を探しては点数を引いていく「減点方式」の思考です 。これでは、どんな素敵な人も最終的には「不合格」になってしまいます 。  

成婚する人は、無意識に**「加点方式」**を実践しています 。相手の素敵なところ、尊敬できるところを見つけて、プラスしていく思考法です。  

アクションプラン:

  • デート後に良かった点を3つ書き出す: 「笑顔が素敵だった」「話を真剣に聞いてくれた」「店員さんへの態度が丁寧だった」など、どんな些細なことでも構いません。これを習慣化すると、自然と相手の良い面に目が向くようになります 。  
  • 感謝を言葉で伝える: 「素敵なお店を選んでくれてありがとう」といった感謝の言葉は、相手との信頼関係を築く第一歩です 。  

4. 【やるべきこと】「聞き上手」に徹し、相手に気持ちよく話してもらう

初対面の会話で大切なのは、自分がうまく話すことではありません。むしろ、相手に気持ちよく話してもらう「聞き上手」になることです 。  

  • 会話の黄金比は「聞き7:話し3」: 自分が話すのは3割程度に留め、相手の話に興味を持って耳を傾けましょう 。  
  • 共感と肯定の相槌を打つ: 「さすがですね!」「知らなかったです!」「すごいですね!」といった、通称「さしすせそ」を効果的に使うことで、相手は肯定されていると感じ、心を開きやすくなります 。ただし、多用しすぎるとわざとらしく聞こえるので、心から思った時に使いましょう 。  

無意識にやってない?成婚を遠ざける4つの「やめるべきこと」

1. 【やめるべきこと】「減点方式」と「べき思考」で相手をジャッジする

「やるべきこと」の裏返しですが、これが最も多くの人が陥る罠です。「男性はデート代を全額支払うべき」「この年齢ならこうあるべき」といった自分の中のルール(べき思考)で相手を縛り、そこから外れるたびに減点していく… 。この思考では、出会いの数だけ失望が募ります。完璧な人間などいない、という事実を受け入れましょう 。  

2. 【やめるべきこと】「ときめき」だけを追い求める

「良い人だけど、ときめかないから」という理由で交際を終了していませんか? 。婚活における出会いは、学生時代の恋愛とはプロセスが異なります。多くの場合、  

ドキドキするような恋愛感情は、信頼関係が築かれた後からついてくるものです 。  

「恋人として」の前に、「人として信頼できるか」「一緒にいて心地よいか」という視点で相手を見ることが、長期的な幸せへの近道です。

3. 【やめるべきこと】NGだらけのプロフィールを放置する

自分では気づかないうちに、出会いを遠ざけるプロフィールになっていませんか?

  • ネガティブな内容: 「仕事の愚痴」「どうせ私なんて」といった自虐やネガティブな表現は、読む人の気持ちまで暗くします 。  
  • 抽象的で具体性がない: 「趣味は旅行です」だけでは、あなたの人柄は伝わりません。「最近〇〇に行って感動しました」など、具体的なエピソードを加えましょう 。  
  • 過度な要求: 「年収〇〇万円以上の方希望」といった一方的な条件の羅列は、相手を値踏みしている印象を与え、最も嫌われるパターンの一つです 。  

4. 【やめるべきこと】受け身の姿勢で「待ち」に徹する

「いい人がいたら申し込んでくれるはず」「相手からデートに誘ってくれるべき」といった受け身の姿勢では、チャンスは訪れません 。データが示す通り、成婚する人は自ら積極的に行動しています。特に、2回目のデートに繋がらない理由として、お互いに様子を見ているうちに時間が経ってしまい、誘いにくくなるケースは非常に多いです 。初回のデート中に次の約束を取り付けるくらいの積極性が、関係を進展させる鍵となります 。  

まとめ:あなたの婚活は「やり方」次第で劇的に変わる

データが明らかにしたのは、婚活の成否を分けるのは、運や才能ではなく、**「正しい知識に基づいた、具体的な行動」**であるという事実です。

成婚率を上げるために、今日からできることは明確です。

  • やるべきこと: 行動量を増やし、プロフィールを磨き、加点方式で相手の良い面を探し、聞き上手に徹する。
  • やめるべきこと: 相手をジャッジする思考を捨て、ときめきだけを求めず、NGプロフィールを改善し、受け身の姿勢を改める。

婚活は、時に孤独で辛い道のりかもしれません。しかし、それは同時に、自分自身と向き合い、成長できる貴重な機会でもあります 。このデータという羅針盤を手に、あなたの婚活を「五里霧中の探索」から「目的地への航海」へと変えていきましょう。その一歩が、未来の幸せに繋がっています。