メッセージが続かないのは、あなたのせい。初対面の心を掴む「聞き上手」の会話術

「はじめまして!よろしくお願いします」
「趣味は映画鑑賞です」
「そうなんですね」
「…」

マッチング後のメッセージ交換で、こんな風に会話がすぐに途切れてしまい、「この人とは合わないな」と諦めていませんか?実は、その気まずい沈黙、原因は相手ではなく、あなたのコミュニケーションの取り方にあるのかもしれません。

婚活のコミュニケーションで最も重要なのは「面白い話をする能力」ではありません。相手に「この人と話していると楽しい」「もっと話したい」と思わせる**「聞き上手」**のスキルです。  

なぜあなたのメッセージは続かないのか?NG行動チェック

  • 質問攻めで「尋問」になっている: 会話を続けようと焦るあまり、「趣味は?」「休日は?」「仕事は?」と質問ばかりしていませんか?これは会話ではなく、相手を疲れさせるだけの「面接」です 。  
  • 一問一答で「壁」を作っている: 相手の質問に「はい」「映画です」と一言で返していませんか?これでは相手も話を広げようがなく、「自分に興味がないんだな」と感じてしまいます 。
  • 自分の話ばかりしている: 自分のことを知ってもらいたい一心で、自分の趣味や仕事の話を延々と語っていませんか?会話のキャッチボールを忘れ、一方的に話し続けるのは自己中心的な印象を与えます 。  

今日から実践!「また会いたい」と思わせる聞き上手の3原則

  1. 原則1:会話の主役は「相手」であると心得る 目安は**「相手7:自分3」**の会話量 。あなたが話すのは、相手の話をさらに引き出すための「きっかけ」に過ぎません。まずは相手に興味を持ち、「あなたのことをもっと知りたい」という姿勢を示すことが全ての基本です 。  
  2. 原則2:「共感」と「質問」で話を深掘りする 相手が話してくれた内容に対して、ただ相槌を打つだけでは不十分です。
    • 共感を示す: 「〇〇がお好きなんですね、素敵ですね!」「その気持ち、すごく分かります」と、まずは相手の言葉を肯定的に受け止めます 。  
    • 5W1Hで掘り下げる: 「映画が好き」という話なら、「いつから好きなんですか?」「どんなジャンルを観ますか?」「なぜその俳優さんが好きなんですか?」と具体的に質問することで、会話は自然と深まっていきます 。  
  3. 原則3:自分の話は「自己開示」として少しだけ添える 質問ばかりでは相手も疲れてしまいます。相手が答えてくれたら、関連する自分の情報を少しだけ開示しましょう。 「〇〇監督の作品が好きなんですね。私も先日『△△』を観て感動しました。〇〇さんはもうご覧になりましたか?」 このように、自分の話をした後で再び相手に話を振ることで、自然な会話のキャッチボールが生まれます 。  

婚活のコミュニケーションは、特殊なスキルではありません。相手への「興味」と「敬意」があれば、誰でも聞き上手になれます。メッセージが続かないと悩む前に、まずは自分の会話の姿勢を見直してみましょう。相手に心地よく話してもらうことこそが、信頼関係を築き、「また会いたい」と思わせる最短ルートなのです。