縁結びサロン ゆるり 
こんにちは。『恋トレConnect問いかけブログ』へようこそ。
「よし、今日こそアプリでメッセージを送ってみよう」
「今度のデートで、少しだけ自分の気持ちを伝えてみよう」
そう心に決めたはずなのに、いざその瞬間になると、まるで体に見えないブレーキがかかったように、動けなくなってしまう。 そして、行動できなかった自分を責めて、また自己嫌悪に陥る…。
そんな経験はありませんか？
私たちは、アクセルを踏みたいと願いながら、同時に、無意識のうちに力いっぱいブレーキを踏み込んでいることがあります。そして、その**「ブレーキの正体」**に気づかない限り、どんなに強くアクセルを踏んでも、私たちの心は空回りし、ただただ消耗していくだけなのです。
今日のブログは、あなたの中に潜む、その頑固な「恋のブレーキ」と対話するための、少し不思議なコーチングセッションです。
準備はいいですか？ あなたの心の奥深くへと、一緒に旅を始めましょう。
最初の問い：もし、あなたの「恋のブレーキ」に、姿かたちがあるとすれば、それはどんな姿をしていますか？
まず、あなたが「あと一歩」を踏み出せない、その瞬間の感覚を思い出してみてください。 そして、その「行動を妨げる力」に、形を与えてみましょう。
正解はありません。頭に浮かんだイメージを、ただ自由に、受け止めてみてください。
- 重くて錆びついた、巨大な鉄の塊？
- あなたを後ろから羽交い締めにする、透明な誰かの手？
- 「そっちに行っちゃダメだ！」と叫ぶ、心配性な小人？
- 分厚くて冷たい、氷の壁？
- あなたの過去の失敗シーンを繰り返し再生する、古い映写機？
どんな姿が見えましたか？ そのブレーキは、どんな色で、どんな手触りで、どんな声をしているでしょうか。
二番目の問い：そのブレーキは、あなたに何と言っていますか？
次に、そのブレーキの「声」に、じっと耳を澄ましてみましょう。 多くの場合、その声は、あなたを批判したり、責めたりしているように聞こえるかもしれません。
「どうせ、うまくいかないよ」
「また傷つくだけだから、やめておきなよ」
「今のままのあなたじゃ、愛されるわけがない」
一見すると、このブレーキは、あなたの幸せを邪魔する「悪者」のように思えます。 しかし、ここでコーチングは、少し視点を変えた問いを投げかけます。
三番目の問い：そのブレーキが、本当にあなたから“守ろうとしているもの”は何ですか？
これが、今日のセッションで最も大切な問いです。
実は、あなたを縛り付けているそのブレーキは、あなたを不幸にしようとしているのではありません。 その正体は、**過去のあなたが、傷ついた自分を守るために必死に作り出した、不器用な「防衛システム」**なのです。
もう二度と、あんな悲しい思いをしないように。 もう二度と、自分の価値を否定されるような経験をしないように。
そのブレーキは、あなたを**「傷つく可能性」**から、必死に守ろうとしてくれている、あなたの忠実なボディーガードなのかもしれません。
先ほどのブレーキの声に、この新しい視点を当ててみましょう。
- 「どうせ、うまくいかないよ」
- （本当の声） → 「期待して、またガッカリするのは辛いから、最初から期待しない方が傷つかなくて済むよ」
- 「また傷つくだけだから、やめておきなよ」
- （本当の声） → 「前に進んで、拒絶される痛みを感じるくらいなら、ここにいた方が安全だよ」
- 「今のままのあなたじゃ、愛されるわけがない」
- （本当の声） → 「完璧な自分にならないと、また誰かに否定されてしまうかもしれない。だから、準備ができるまで動かないで」
どうでしょうか。 あなたを縛り付けていた「悪者」の声が、少しだけ、あなたを心配する「不器用な味方」の声に聞こえてきませんか？
最後の問い：そのブレーキ（忠実なボディーガード）に、今のあなたから、どんな言葉をかけてあげたいですか？
あなたのブレーキは、過去のあなたを守るために、ずっと働き続けてくれていました。 しかし、あなたはもう、あの頃の無力なあなたではありません。 たくさんの経験を乗り越えて、少しだけ強くなった「今のあなた」がいます。
その「今のあなた」から、これまでずっと頑張ってきてくれた、その不器用なボディーガードに、感謝と、未来への希望を伝えてあげましょう。
「今まで、ずっと私を守ってくれて、ありがとうね」
「あなたの心配する気持ち、よくわかるよ」
「でも、もう大丈夫。今の私には、少しだけ前に進む勇気があるんだ」
「もしまた傷つくことがあっても、今度は私が、ちゃんと私の心を守るから」
「だから、少しだけブレーキを緩めて、一緒に未来へ進んでみない？」
結論：ブレーキは「敵」ではなく、対話する「パートナー」
あなたの「恋のブレーキ」は、取り除くべき敵ではありません。 それは、あなたの歴史の一部であり、あなたを守ろうとしてくれた、愛すべき存在です。
大切なのは、その存在を否定するのではなく、その声に耳を傾け、感謝し、そして「もう大丈夫だよ」と、今のあなたが伝えてあげること。
この「自分の中の自分」との対話、つまり**「セルフコーチング」**こそが、あなたを過去の呪縛から解き放ち、未来へと進むための、本当の力を与えてくれます。
『ゆるりの恋愛コーチング』は、あなたと、あなたのブレーキとの間に、新しいパートナーシップを築くお手伝いをします。 一人で対話するのが難しいと感じたら、いつでもセッションの扉を叩いてください。
あなたのブレーキが、行動を妨げる「重り」から、あなたを守り、時に励ましてくれる「賢い相棒」に変わる。 そんな、心強い未来が、あなたを待っています。
