縁結びサロン ゆるり 
「親が相手の学歴に口を出してくる…」
「早く孫の顔が見たいと言われ、焦ってしまう」
「親に紹介できるような相手じゃないと、と無意識にブレーキをかけてしまう」
婚活を進める上で、意外な障害となるのが「親の干渉」、通称**“親ブロック”**です。子を思う親心からだとは分かっていても、その過度な期待や価値観の押し付けが、あなたの婚活を息苦しくさせ、良縁を遠ざけている可能性があります 。
しかし、「親がうるさいからうまくいかない」と責任転嫁しているだけでは、何も解決しません。あなたの人生の主役は、あなた自身です。ここでは、親の干渉に振り回されず、自分の幸せを自分の手で掴むための具体的な対処法をお伝えします。
ステップ1：親と自分を「分離」する
まず最も重要なのは、「親の価値観」と「自分の価値観」は別物であると認識することです 。親が良しとする結婚が、必ずしもあなたの幸せに繋がるとは限りません。
- 物理的な距離を置く： もし実家暮らしなら、可能であれば一人暮らしを検討しましょう。物理的な距離は、心理的な距離を生み、干渉を減らす最も効果的な方法の一つです 。
- 情報を与えすぎない： 親の不安は、情報不足から生まれます。しかし、だからといって婚活の進捗を逐一報告する必要はありません。「今、こういう人と会っている」といった断片的な情報は、かえって親の心配や口出しを助長します。「答えたくないことには答えなくていい」という線引きを明確に持ちましょう 。
ステップ2：「結婚相談所のカウンセラー」を盾にする
結婚相談所への入会をためらう理由の一つに「親への説明」があるかもしれませんが、実はカウンセラーの存在こそが、親ブロックに対する最強の“盾”になります。
- 「プロが間に入っている」という安心感： 親世代にとって、結婚相談所は信頼できる存在です。「第三者であるプロの専門家が、身元もしっかりした方の中から、私に合う人を探してくれています」と伝えることで、親は安心し、口出しをしにくくなります。
- 客観的なアドバイスの提供： 親から無理な条件を言われた際も、「専門家の方から、今の時代はこういう価値観が大切だとアドバイスされています」と伝えることで、あなたの意見に客観性と説得力を持たせることができます 。
ステップ3：自分の意思を「伝える」練習をする
親の意見を無視するのではなく、自分の考えを冷静に、しかし明確に伝えることが重要です。これは、将来パートナーと信頼関係を築く上でも不可欠なコミュニケーションスキルです。
- I（アイ）メッセージで伝える： 「お母さんはこう言うけど」と反発するのではなく、「“私は”こういう人と一緒にいると幸せを感じるんだ」と、自分を主語にして伝えましょう。
- 許可ではなく「報告」にする： 「〇〇さんと付き合ってもいい？」と許可を求めるのではなく、「〇〇さんとお付き合いすることに決めたから」と事後報告の形を取りましょう。あなたの人生の決定権は、あなたにあるという姿勢を明確に示すことが大切です 。
最後に：あなたの人生の責任者は、あなた自身
親の干渉に悩むのは、あなたが親の愛情を理解している優しい人だからこそ。しかし、その優しさが、あなたの幸せを掴む足かせになってはいけません。
親の意見はあくまで参考と割り切り、最終的な決断は自分でする。そして、その決断に責任を持つ。その覚悟ができた時、あなたは“親ブロック”を乗り越え、真に自立した大人として、最高のパートナーシップを築くことができるでしょう 。もし一人で抱えきれないなら、カウンセラーのような専門家に相談することも、非常に有効な手段です 。
